SD-80 を極める [home]

音色を切り変える


ネイティブモード

以後、ネイティブモードを研究対象に絞り込みます。
サクラでは、Voice( PC, MSB, LSB ) で音色を切り変えます。
さて、ネイティブモードにおいて、覚えておくべき命令決められたバンクとは、以下のとおり。
MSB(CC#00) 名前 サクラの音色定義ファイル
80 スペシャルセット1 →BANK_SPECIAL1.txt
81 スペシャルセット2 →BANK_SPECIAL2.txt
96 クラシカル・セット →BANK_CLASSIC.txt
97 コンテンポラリー・セット →BANK_CONTEMP.txt
98 ソロ・セット →BANK_SOLO.txt
99 エンハンスト・セット →BANK_ENHANCED.txt
87 ユーザー・セット  
 サクラで、ネイティブモードの音色を切り替える手順は、以下のとおり。
//音色切り替え例
SysEx$=f0,41,10,00,48,12,0,0,0,0,0,0,f7;//ネイティブモードに。
r2;//ちょっと休憩
Voice(1,80,0); //D.A.L.Pad
[4 cdef gfed crcr c1] //適当なフレーズ
 それで、マニュアルを見ながら、Voce(PC, MSB, 0)を、切り替えれば良い訳です。

 ここで、とりあえず、マニュアルより、ネイティブモードの音色をサクラ用に変換してみました。
 上の表から、音色定義ファイルを使うサンプルです。こんな風に使います。
※上の表の定義ファイルをダウンロードして、サクラをインストールしたフォルダにアル、Includeフォルダにコピーします。
Int BANK_SPECIAL1 = 80;
//サンプル1
Include(BANK_SPECIAL1.txt)
Include(unison.h)
@(SD80_DriveFunk, BANK_SPECIAL1,0)
o3 [8 Unison5th{l16 e^ee g^ee rf+gg e^e^} ]

GM配列は便利

 ところで、スペシャル1・2以外は一応GM音色の配列になっているのも見逃せません。
GM配列になっていると何が便利かというと、
// GM配列のバンク
Int BANK_CLASSIC = 96;
Int BANK_CONTEMP = 97;
Int BANK_SOLO = 98;
Int BANK_ENHANCED = 99;
// 音色定義
Int SD80_Santur = 16;
// 音色を切り替え
Voice( SD80_Santur, BANK_CLASSIC, 0); cdef g^^^ //*1
Voice( SD80_Santur, BANK_CONTEMP, 0); cdef g^^^ //*2
 上のプログラムを見てください。
 最後の2行で、存在するバンクを切り替えるだけで、別バンクのサンツールに切り替えることができます。 

音色確認ソフトの作成

 サクラで上のように書けば、音色の切り替えができます。しかし、これだと、使い勝手が悪いです。
そこで、音色チェック用のスクリプトを組んで、音色が簡単に切り替えられるようにします。
このスクリプトには、拙作のひまわりを使いました。
実行には、ひまわりが必要です。(最新版のひまわりに対応しました。)
→voice-check2(8KB)

スペシャルをテスト

 スペシャル1,2の音色は、音色を切り替えるだけで、自動的にパッチごとにMFXエフェクトを設定してくれるという便利なものです。それでは、スペシャルの音色を、複数選んだ場合どうなるのだろうか?と、思い、実験してみました。
尚、以下の実験では、voice-checkの中に梱包されているvoice-sd80-native.hを使うので、サクラのフォルダにコピーしてください。
Include(voice-sd80-native.h);
TR(1)CH(1)
Voice(SD80_ReverseHarm,80,0);r8;
v10o5l4q100 [2 r1 cdeg >cefg< 'ceg'1 ]
TR(2)CH(2)
Voice(SD80_Gt_PinchWah,80,0);r8
v10 o4l8 [4 gege gede r2 r2 ]
TR(3)CH(3)
Voice(SD80_ShoutGt,80,0);r8
v100 o3 [4 r2 l4 eege r2]
TR(4)CH(4)
Voice(SD80_OldCleanGt,80,0);r8
v100 o5 [4 l4 eege r2]
//Solo(1)
 試してみたところ、なるほど、3種類のMFXが鳴っています。

 どういう仕組みだろう?と思って、SD-80エディタを立ち上げると、チャンネル1が、MFX1に、チャンネル2が、MFX2に、チャンネル3が、MFX3に設定されてました。

 なるほど、スペシャルを使ったときは、チャンネル1〜3に自動的にMFXが使われるということみたいです。その証拠に、Solo(4) で、チャンネル4を聴くと、何もエフェクトはかかっていませんが、CH(4)を、CH(1)にすると、ディレイがかかるようになります。SD-80には、MFX(エフェクト)が、3系統しか使えないのです。
 そういうことで、まとめとしては、スペシャルの楽器の音は格別にすばらしいけど、MFX を使っているのを忘れずに!(あと、エンハンスト の音色も MFX を使っているようです。→Roland QA★)・・・せっかくいい具合にMFXを調整したのに、音色を切り替えたら、MFXを自動で書き換わってしまったという失敗も数々・・・「この音色はMFXを初期化します」とかメッセージが出てくれればいいのに(!)、とにかくこういうところは不親切です。

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